ガッパさんからの「祖母さん行かん?」のメールの誘惑に抗うことが出来ず、9月の25、26日でガッパさんと祖母山に登ってきました。祖母山は登山口まで車で3時間以上かかってしまうので、前日の夕方にこちらを出発し登山口近くの宿泊施設で前泊。この宿(山小屋?)がとてもきれいで広くお勧め。(ほしこがin尾平)廃校になった小学校を改築したそうです。今回は夜9時過ぎに着いたので食事は終了しており、コンビニで買った弁当、ビール、焼酎等で遅い夕食を済ませ、翌日に向けての作戦会議やら、ここでは書けない話なんかをしつつ就寝。いよいよ当日。朝5時に起きコンビニおにぎりで朝食を済ませ、登山口へ。登山口近くから祖母山を望むと屏風状に山々が連なっています。うわ、あそこに登るのか?と思いつつ、朝の気持ちいい空気を吸って朝6時登山開始。いい感じに沢沿いをゆっくり登っていきます。沢にかかるつり橋を渡り、森の中へ。ここから、きっつーい登りが、なんと延々2時間、その上、ガッパさんの後方につくとなにやら熟した柿のような香りが。そう、なんとガッパさん昨夜の焼酎が抜けてないらしく軽い二日酔い状態。二日酔いであの登りを登り切るとは。やっぱり、ガッパさん凄い。このきっつーい登りを登り切ると登山口から見えた山々の右端くらいに到着。ここから、は割りと緩やかなアップダウンが続き、切り立つ尾根を登っていきます。ここ、落ちたら完全に死亡です。しばらく行くと9合目山小屋へ到着。ここで水を補給し、いよいよ祖母山登頂。頂上からの眺めがすばらしい。晴天の中、小さな雲はすでに眼下。久住、阿蘇、高千穂、次の目標である傾、大崩が全て見渡せます。気持ちよかった。おにぎり、お菓子で軽く食事を済ませ、天狗岩、障子岳、古祖母を目指します。この頃からガッパさんも酒が抜けたらしく、快調に飛ばし始めます。(途中、泣きを1回入れてしまいました。)この祖母山縦走コースは尾根にまで樹木が生えておりそれらの木々と険しい岩場が造る景色を眺めながら、高く生い茂る笹に悩まされながらコースをすすみます。古祖母山に着くと一安心。ここからは下りのみ。しかしこの一安心が大きな間違い。尾平越えから一気に足場の悪い急傾斜の下りコースに。2時間の登りより、この1時間の下りがきつかったなあ。あまりの足場の悪さに緊張の連続で汗だく。写真を撮る余裕も全然無し。なんとか下りを終え、アスファルトの道路へ。ここでやっと一安心。が、なんと登山口まで結局1時間以上、疲れた足が固いアスファルトで痛めつけられます。
トラックが通りかかったらヒッチハイクで行こうと決めてましたが結局乗用車しか通らずヒッチハイク断念。さすがに汗臭い身体で乗用車に乗り込むのは気が引けました。登山口まで戻り、無事、祖母山登山終了。なんと登山開始から9時間20分。標高差1100メートル。疲れました。その後、泊まっていた宿で汗を流し、帰路へ。
今回の祖母山登山。ガッパさんが見た宿の廊下に張ってあったという言葉で決まりです。「祖母山、なめんなよ」

かとう